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2024.10.29

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シママース本舗 工場リニューアルの最新情報

シママース本舗 工場リニューアルの最新情報

シママース本舗は今年で創立50周年。
沖縄市高原で創業し、現在の糸満市西崎では30年以上にわたり塩の製造を続けてきました。
塩の製造施設の老朽化に伴い、現在は工場リニューアルの真っ最中!
今回はその最新情報をお届けします。

 

工場リニューアルで何が変わる?

新工場の稼働により、大きく以下の2点が変わります。

1.塩の製法

当社の塩製品である「沖縄の塩 シママース」と「沖縄の海水塩 青い海」は、これまで平釜にて海水を結晶化させて塩を製造していました。しかしこの製法では多くの燃料を使います。
 
沖縄の海の恩恵を受けている当社としては、地域に貢献したいという思いから、工場リニューアルのタイミングで製法の変更に大きく舵を切り、平釜から立釜へ変更することにしました。
立釜を使用することで、塩の品質の均一化、異物混入のリスク低下が期待できます。
 
※「沖縄の海水塩 美ら海育ち」は引き続き平釜にて結晶化を行います。

 

2.CO2削減を実現

これまでは塩づくりのための主な燃料として、LPガス(ボイラー)とバイオディーゼル(バーナー)を使用してきました。
工場リニューアルによって、LPガスは使用率を10%以下へ、バイオディーゼルにおいては使用を停止し、大幅なCO2の削減を実現させる(25%削減)と同時に、省エネルギー化を実現することができます。

 

工場リニューアルの現在は?

2024年4月に工事の安全祈願のための地鎮祭が執り行われました。
半年経過した現在の様子を一部ご紹介します!
 
地鎮祭の様子はこちら
https://www.aoiumi.co.jp/news/groundbreaking-ceremony-held/

 

新建屋が完成!

新建屋が完成!
左側の白い建物が新建屋。シママース本舗のロゴが青空に映えます♪
 
この新建屋の中には、塩の水分を飛ばすための遠心分離機が設置されます。
また、引き続き平釜で製造される塩製品「沖縄の海水塩 美ら海育ち」もこちらに移設予定です。

 

様々な工程も進行中

新建屋の建設工事とは別に、建物の土台をつくる基礎工事が行われています。この上には海水などを貯蔵する各種タンクや立釜設備が設置される予定です。
また、導入予定の各種設備の検査等も行われています。

 
濃縮した塩水をあたためるヒーター
濃縮した塩水をあたためるヒーター
 
 

新工場の完成イメージ新工場の完成イメージ
 

 

まとめ

今回はシママース本舗の新工場に向けた最新情報をお届けしました。
今後は2026年2月に竣工式、4月からは新工場が本格稼働する予定です。

 
地球からの豊かな恵みを原料に、革新技術を駆使して安心安全な品質を担保する。
そして、より多くの皆さまに普段使いのマース(塩)として使っていただけるよう供給し続けていく。
こうして「沖縄から”おいしい”の起点に」を実現することがシママース本舗の使命です。
これからのシママース本舗にもご期待ください!